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少年陰陽師/愁いの波に揺れ惑え [小説]

少年陰陽師  愁いの波に揺れ惑え (角川ビーンズ文庫 16-28)

少年陰陽師 愁いの波に揺れ惑え (角川ビーンズ文庫 16-28)

  • 作者: あさぎ 桜
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/06/01
  • メディア: 文庫

とっくに読み終わってはいました。
「玉依編」第2弾ですが、昌浩彰子の心が最悪の状態です[ふらふら]


都は長雨[雨]が続いている上に、地震まで起きます。
地震が頻繁に起こり、不吉な予感。


昌浩は、今まで公には見鬼の才が無いと思われていましたが、敏次の前で上空に龍が視えると言ったことで、兄の成親のフォローで、昌浩が実は見鬼の才が有ると明かします。

今まで隠すつもりは無くとも、言えないままそして、敏次が昌浩は見鬼の才が無いと信じていたから余計言えなかっただけで、今回敏次にばれて良かったんじゃないかな!


上空で龍の姿を見たと思ったら、地下からも龍が跳び出して来たりと、昌浩が一度は倒したのに、その後再び現れたりと、龍が現れた目的が始めは分からなかった。


昌浩は龍を倒す時に、天狐の血を思わせる、炎が宿っているのを見た紅蓮は・・・・・・焦ります[たらーっ(汗)]
天狐の血は、道反の玉で抑えていたのに、抑えが徐々に効かなくなっている。

出雲での出来事が、昌浩の心に深い傷を残してしまったようです。
彰子を護ると誓っていたのに・・・護れなかった
それは自分に力が無いからだと考えて、「力が欲しい。もっと力が欲しい。」と、思いつめています。
その考えが逆に、昌浩を危うい感じにしている要因ですね!


清明も苦渋の選択を迫られています。
主上から、姫宮様のお供に彰子も同行して、伊勢に行って欲しいとの要請が・・・
それを聞いた紅蓮が、昌浩が知ったら心の箍が外れてしまうと心配します。
案の定、その話を聞いて、彰子が承諾した事で昌浩は動揺して、取り乱してました


でもここで、彰子にも深い心の傷が明らかに。。。

彰子は貴船で昌浩を刺した出来事を、ずーと引きずっていた。
自分の意思で刺した訳ではないのですが、彰子には深い傷として心に残っていて、昌浩の足手まといになりたくないと考えている。
出雲での出来事が、昌浩を傷つけているのも分かっていて、昌浩の側を離れる選択をした彰子。

昌浩と彰子の関係が、崩れようとしています[がく~(落胆した顔)]
彰子が伊勢に行く事で、関係が改善されるのだろうか?


前回登場した冥府の官吏が、今回も登場しました!!
冥府の官吏=小野篁です!(^^)!
官吏と十二神将たちは何か因縁があるようで、官吏が現れた途端、神将たちの態度が強張りました。
おもいっきり、警戒してました。

官吏は昌浩を見て、「堕ちるなよ」と警告をします。
「鬼に堕ちるのは容易い」と言ってましたが、官吏(篁)は愛する女性を失った時に「鬼に堕ちた」経験から、昌浩の心が危ない状態だと察知したんでしょうね。




早くも8月1日に新刊が発売します。
次回からは、彰子が伊勢に行ってしまって・・・・・・昌浩はどうなるか!?

今起きている事態の本質は一体何なのか?

今回は龍脈が関係しているのは分かったけど、まだ謎の人物が、何者なのかが分からないままです。
「玉依編」は「珂神編」より話が長くなりそうな予感です。


ちなみに、官吏の出番をもっと増やして欲しいですね~
小野篁が主人公の「篁破幻草子 全5巻」も当然読みましたし、大好きな本です。



めぐる時、夢幻の如く (角川ビーンズ文庫 16-24 篁破幻草子)

めぐる時、夢幻の如く (角川ビーンズ文庫 16-24 篁破幻草子)

  • 作者: 結城 光流
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 文庫

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コメント 1

usako

>xml_xslさん、
nice!ありがとうございます。

>nanoさん、
nice!ありがとうございます!
by usako (2008-06-29 17:52) 

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