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「BLACK BLOOD BROTHERS(S6)」を読みました!! [小説]


BLACK BLOOD BROTHERS(S)6  ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集― (富士見ファンタジア文庫 (あ-2-4-6))

BLACK BLOOD BROTHERS(S)6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集― (富士見ファンタジア文庫 (あ-2-4-6))

  • 作者: あざの 耕平
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2008/10/20
  • メディア: 文庫
短編集はこのS6が最終巻。

この短編集最終巻の内容は、ミミコ達が暮らす家の前で見るからに怪しい格好をした
人が倒れていた事から、厄介な事件に巻き込まれていきます。

倒れていた人物が「月匠ゴーバン」の血統に連なるエリーゼという美女。
「カンパニー」陣内から紹介されたとミミコを尋ねに来ます。
彼女はジローと古い付き合いで、勿論コタロウの前身アリスのことも知っている。

彼女の血統である「月匠ゴーバン」は太陽の光が弱点。
そして厳しい掟があり、故国を離れることは許されていない。
一族を裏切ってまで特区に来た理由。

彼女が持っていた鉢植えの花が咲くまで厄介になりたいとの申し出。
ミミコは彼女をあずかることにした矢先、カンパニーで後輩だったヒバリから
「吸血鬼に襲われて死者が出た」と連絡が入る。
犯人の特徴がエリーゼに酷似していた。


人間を襲った犯人がエリーゼなのか?そして一族を裏切ったことで彼女には
一族の長が差し向けた、暗殺集団の「老牙ニザリ」の暗殺者が彼女を狙っていた。
ミミコ・ジロー・コタロウは、エリーゼを守るために「老牙ニザリ」の暗殺者と対戦することに・・・


エリーゼと人間との悲しい恋の話が織り込まれ、
人間は年を取り、吸血鬼は年を取らない。切ない恋の話です。
そこにジローと因縁のある、「老牙ニザリ」の七布施キリマが絡んでと・・・



そして番外編に収められていたのが、恒例のアリス・ジロー・カーサ・ケインとの
4人で旅をしていた時のお話。

北の黒姫の所に来ていた4人が、館で留守番をしていたカーサがふざけて
ジローの血を吸っているのを、帰ってきたアリスに見られ・・・さ~大変[がく~(落胆した顔)]

カーサはビビって館から逃げ出し、ジローは必死に弁解するが
笑顔で「ぼく、怒ってないよ?」と言われ、でも全身にただならぬオーラを放つアリス。
「ぼくは信じているよ」と終始笑顔のアリスですが、館がミシミシと不穏な音を立てる。

普段怖いものナシのカーサが、戻ってきた所をアリスに「捕捉」され
質問を受けただけらしいのですが、精神的ダメージを受けて怯えている。
ジローはあの手この手でアリスのご機嫌を取ろうとしますが・・・


番外編は面白かったです。
アリスの怒りにみんなが右往左往して、終始笑顔のアリスから受けた仕打ち?で
死にそうになった後、「笑わないで下さい。笑わないで下さい」
と悲鳴を上げ続けるジロー。 日に日にやつれていく(笑)

アリスの怒っているのが珍しいし、怒りようが半端じゃない。
でもすごく面白かった!!短編集には番外編がこれまでも収められていましたが
私はS6の番外編が一番好きですね。笑わせてもらいました!(^^)!


本編もそろそろ終わりに近づいているので、次かその次がラスト。
早く本編の10巻が読みたいな!![本]


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コメント 2

usako

>bapioさん、
nice!ありがとうございます!(^^)!

>うっちーさん、
nice!ありがとうございます♪
by usako (2008-11-26 12:10) 

usako

ミナモさん、
nice!ありがとうございます!!
by usako (2008-11-27 00:22) 

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