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2009パリ~ニース第8ステージ結果&総合優勝結果 [サイクルロードレース]

総合4位に転落したコンタドールが大きな賭けに打って出た。


前日に総合上位にいた選手に揺さぶられ、自身はハンガーノックに見舞われたコンタドール。
リーダーのLLサンチェスとは1分50秒の差がついている。

大方の予想では、最終日だしタイム差をひっくり返すのは無理だろうと思われた。
そのコンタドールがこの日は3個の1級山岳を越えるステージで、最初の1級山岳から飛び出した。


25人の先行集団が居ましたが、登りでメイン集団からアタックしたコンタドール。
25人を抜いて、その中の3人がコンタドールに付いて登って行く。
リーダーの居るメイン集団をどんどん離して、一時はLLサンチェスとの差を逆転するまでに…
しかし下りでタイムが縮み、2個目の1級山岳に登る前に14秒の差しかなかった。


2個目の登りでつかまらずにまた登りでタイムを広げる。
登りはコンタドールが3人を引っ張る激走[右斜め上][ダッシュ(走り出すさま)]
平坦のコースになると、タラマエカザールが先頭交代に加わりコンタドールと協力して逃げる。
ロペスガルシアは、LLサンチェスのチームメイトなので先頭交代には加わらず付いているだけ。


最後の山岳に入るまでに、総合上位のチームによるコンタドール追走連合軍が形成。
4位の選手を2位、3位のチームが追うっていうのもねー(-_-;)
でもこの行為が、2位と3位にいるチームは後で悔やむ結果になったのでは…

本来リーダーを苦しめるためには、集団を引っ張る行為には加わらないことが多いのに。
コンタドールが逃げているから、上位に居る選手のチームが協力して追う。
それほどまでにコンタドールという選手が、他のチームには脅威なんでしょうね。
総合を狙うなら、リーダーのチームと協力はしない。
それをあえてしたというのは、総合1位よりも2位、3位を守る走りを
チームが選んだと言われても仕方ないですね。

コンタドールを追うのに協力しないで、総合1位を狙っていたら…
シャヴァネルかシュレクが逆転で総合1位を獲得できたかもしれません。
ま、コンタドールが早くにアタックする賭けに出たのも驚きだし、
彼の実力を認めているからLLサンチェスを攻めるより、守りの走りを選んだんでしょうね。



最後の1級でメイン集団に動きが出て、コロムが動くとシュレクが後に続く…
ところがLLサンチェスは、コロムとシュレクの動きについて行けず離されてしまった。
LLサンチェスは足がなかったようです。
前日の疲れのせいか、総合上位の選手が動いたのに自分は動けなかった。



ステージ優勝は、コンタドールに追いついたコロムとシュレクの3人の戦いになり、
コロムがゴール前のスプリントを制して優勝。
コンタドールは2位に入り、3位はシュレク。


総合優勝はLLサンチェス、2位にシュレク、3位にシャヴァネル、
コンタドールはLLサンチェスから1分24秒遅れで4位に…

前日の1分50秒遅れから、ちょっとだけ戻しました。


ハンガーノックにならなければ…

チーム力があれば、アシストの選手がちゃんと機能していれば…

コンタドールが総合優勝した可能性が高かったから残念です(~_~;)



最終ステージとは思えない戦いで、すごく面白いレースでした!(^^)!



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usako

Lunamariaさん、
nice!ありがとうございます!(^^)!
by usako (2009-03-17 05:34) 

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