『心霊探偵 八雲』第３話

第３話「トンネルの闇」

歯痒く思う。
ただ視えるだけで誰も救っていない。

バイト先の副店長と幽霊が出現するトンネルを車で通り、怪奇現象に遭遇した晴香。
署長の娘で新聞記者の土方真琴から、幽霊の写った写真を見せられた後藤刑事。
二人はその事を八雲に話しに映画研究会を訪れる。


後藤の話で、写真に写っている少年は２ヶ月前に行方不明。
少年が写っている場所は自動車修理工場。
そこの経営者の男は、お金を出せばどんな訳ありの車も修理を請け負う。
とあるひき逃げを追っていて、その修理工場に行き当たった。
捜査員が踏み込んだ時には、経営者は逃げた後だった。

少年の魂を調べれば、経営者の行方に繋がる何かが得られるかもしれない。
てことで、八雲に捜査の手伝いをさせるために来た後藤。


少年が写っていた場所を、後藤に掘り返させる八雲。
生きていても魂が抜ける事はある。
八雲はそうであればと願っていたが、願いは届かなかった。

解剖の結果、少年は絞殺されたと判明。
車で轢いた後、首を絞めて殺して埋めた。
土方から修理工場の経営者が逮捕されたと情報が入る。


八雲は晴香と怪奇現象に遭遇した副店長に、悪い霊が憑いていないか視てあげる。
副店長には悪い霊は憑いていなかったが、修理工場の心霊写真を見て動揺する。


八雲は後藤に連絡して、副店長が少年の死に関与しているんじゃないかと知らせる。
その時土方から、副店長が少年を轢いて逮捕された経営者の男が殺したと自供したと聞く。
八雲に副店長の足止めを指示するが、バイトに遅刻すると晴香と一緒に帰った後だった。


副店長の車でバイトに向う晴香。
突然副店長が赤信号を無視し、体が操られて動かないと言う。
晴香は八雲に助けを求めるために電話をする。


後藤の車で晴香たちの後を追って来た八雲。
動けない副店長には少年の霊が憑いていた。
八雲が説得するが、そのまま幽霊の出るトンネルへと向おうとする。

後藤が副店長の車にぶつかりトンネル内でようやく車が止まった。
八雲は闇に飲み込まれようとする少年を救おうと手を伸ばすが…
少年の魂は闇に喰われた。

霊が視えても救うことが出来ない自分の無力さを痛感する。


八雲に頼まれトンネルの霊のために念仏を唱えに来た一心と奈緒ちゃん。
奈緒ちゃんの顔がハッキリしなかったのが残念です。


八雲とは、雲が幾重にも折り重なった様を言う。
赤い目を見た時に、この子の人生が数え切れない困難が待ち構えているだろうと思った。
陽の光を遮る幾重の雲のように。
そんな困難から負けないでほしいという願いから、一心が付けた名前。

いつか八雲の心に晴れ渡る日が来ることを願う一心。
晴香は八雲の力になりたいと告げる。


川で死体が発見。
その現場を見物している人たちの中に、赤い目の男もいた。
「そろそろお前の出番だぞ、八雲。」



いい人だと思っていた副店長が悪い奴だったのは意外。
除霊する力がないのでどうも盛り上がらない。
だから自分の無力さが歯痒いってことに繋がるんだろうけど…。

NHKアニメーション「心霊探偵八雲」OPテーマ/EDテーマ::Key/Missing You

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: フライングドッグ
• 発売日: 2010/11/17
• メディア: CD

心霊探偵八雲 第2巻 (あすかコミックスDX)

• 作者: 作:神永 学
• 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
• 発売日: 2010/03/26
• メディア: コミック

心霊探偵八雲〈2〉魂をつなぐもの

• 作者: 神永 学
• 出版社/メーカー: 文芸社
• 発売日: 2005/02
• メディア: 単行本

 

タグ：アニメ 心霊探偵八雲 小野大輔