名探偵コナン「毒と幻のデザイン（S）」

錯覚。

名探偵コナン 74 (少年サンデーコミックス)

• 作者: 青山 剛昌
• 出版社/メーカー: 小学館
• 発売日: 2011/12/14
• メディア: コミック

 

家政婦の米原が、軽井沢の別荘の風呂場で見たダイイングメッセージはS。
東京で殺された育郎以外、耕平が殺された時に別荘に居た全員のイニシャルにSが付く。

耕平の遺体を見つけた時、米原は芹香を呼び、彼女の指示で書斎から警察と救急車に電話した。
それから風呂場に戻ると、育郎が遺体の耕平にすがりついて泣いていた。
その時にはSの文字が消えていたと。

耕平が亡くなった時、椎名専務と藤波と佐竹は彼に大事な話があるからと別荘に残っていた。
その大事な話とは…
育郎が耕平に会社の金を横領したんじゃないかと揉めていた事なのか？


育郎が食べた以外のバームクーヘンからは毒物反応がなかった。
どうやってトレイに残った２つの内の1つの、毒が付いたバームクーヘンを育郎に食べさせたのか？
育郎はわざわざ奥に置いてあったバームクーヘンを食べたのに？


目暮警部は、育郎がバームクーヘンを食べた時の状況を再現してもらうことにした。
その時、バームクーヘンに近づいていない芹香は、疲れているからという理由で書斎に残ることになった。
一人書斎に残った芹香は、みんなが部屋を出た後に高笑いをする。


東京の風呂場も同じタイル。

妻の芹香は、平次に大阪の実家と別荘の風呂場のタイルが同じなのか訊ねられた時、同じだと答えた。
しかし両方の家は取り壊しや建て替えが決まっているので、二度と同じタイルを見ることはないと付け加えた。
が、再現に向かう途中、米原が東京と別荘の風呂場のタイルが同じだと打ち明ける。
もう二度と見れないと芹香が言った時、黙っていろオーラを感じて言いだせなかった。
コナンと平次は米原を連れて風呂場に行く。

クレイジーダイヤモンド。

上から下へと色が薄くなっているように見えるが、それは錯覚。
犯人はこの錯覚を利用して、ダイイングメッセージの書かれたタイルを入れ替えた。
同じころ、別荘を検証していた大和警部たちもトリックに気付く。
大和警部はルミノールで消えたダイイングメッセージを見つける。
SONの文字から、息子の育郎が耕平を殺した犯人だと平次に連絡して捕まえろと伝えるが…
耕平と育郎を殺した犯人は別人。



大和警部たちが久々に登場。
高明は実力で県警本部に戻れたんですね。
耕平を殺したのが育郎なら、彼を殺したのは誰なのか？
タイルのことを隠していた芹香が怪しいけど、毒の付いたバームクーヘンの謎が…

名探偵コナン　７５ (少年サンデーコミックス)

• 作者: 青山 剛昌
• 出版社/メーカー: 小学館
• 発売日: 2012/04/14
• メディア: コミック

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