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2013ツール・ド・フランス 第13ステージ [サイクルロードレース]

12ステージに続き、単調なスプリンターでのゴール争いになると思っていた。
が、強い横風の影響で思わぬ展開となった。


ツール・ド・フランス2013公式プログラム (ヤエスメディアムック405)

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スプリンターでのゴールスプリントで争う、単調なステージだと思っていた。
ところが、途中で様相が変わった。
強い横風でメイン集団が中切れしてしまったのだ。
遅れた集団の中に、12ステージで勝ったキッテルが含まれていた。

カヴェンディッシュのオメガが、キッテルの集団に追いつかせないために加速する。
さらに総合2位のバルベルデが後輪のタイヤ交換で、メイン集団から遅れた。
すると今度はベルキンが、オメガと共にメイン集団を牽き始める。
本来、パンクなどで遅れた選手を集団は待つのですが、ベルキンが加わったことでメイン集団のスピードが上がった。
だからバルベルデはチームメイトが下がって牽いても、メイン集団に追いつくことが出来なかった。
横風とパンクという不運で、バルベルデは総合2位から大きく脱落してしまった。


第13ステージの横風区間はこれでは終わらなかった。
バルベルデが脱落した後、今度は総合リーダーのフルームコンタドールのサクソが攻撃を仕掛けたのだ。
残り31km付近で、コンタドールのチームメイトが牽きに加わり加速した。
この加速で先頭は14人となり、中切れした集団にフルームが残された。

先頭の14人の中には、サクソのメンバーとカヴェンディッシュ、サガン、総合3位のモレッマ、6位のテンダムが含まれていた。
サクソのアシストは、フルーム集団とのタイム差を広げるためにさらに加速する。
まさかフルームが置いていかれるとは思わなかったので、この展開は面白かった。
チームメイトの働きで、コンタドールはフルームと1分以上の差を付けてゴール。
3分54秒差だったのを2分45秒差に縮めることが出来た。


区間優勝は、サクソの牽きで14人の中に入っていた選手の争いとなった。
しかしスプリンターはカヴェンディッシュとサガンしかおらず、2人の戦いとなった。
勝ったのはピュアスプリンターであるカヴェンディッシュでした。




区間優勝:カヴェンディッシュ

総合リーダー:フルーム

ポイント賞:サガン

山岳賞:ロラン

新人賞:クヴィアトコウスキー






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