『BLACK BLOOD BROTHERS』第１１話

第１１話「海」

九龍の血統による特区襲撃が開始された。
この非常事態に遂にセイが動き出す。

特区のいたる所で九龍の血統に感染者が確認され大混乱。
陣内がセイの元に行くと、ザザに体を乗っ取られた職員がジャンに殺され倒れていた。


もはやセイが出陣して事態を収めないと収拾がつかない状態。
一時的に１１ヤードの封印を解く事になるのをジャンは分かっていた。
セイはサングラスを外して封印を解くため両目を開ける。

人々の混乱を鎮めよ！

ケインにカーサとウォーカーマン（ザザ）を追うよう指示を出す。
遂に東の竜王、自らが動き出した。


カンパニーから逃げたヤフリーがザザと合流してボートで逃走。
ケインが陸から追いかけ攻撃してくるのを、ヤフリーが必死に防御する。


一番被害の大きい病院にはセイが気孔遁甲で移動して九龍の血統を一掃する。
ゼルマンは夜会のアジトで九龍の血統に転化して暴れているメンバーを焼き尽くす。

一方ミミコとコタロウは…
何も出来なかったと落ち込むミミコ。
その時コタロウはセイ、ケイン、ゼルマンなど、特区の人たちが戦っている映像が見えた。
みんなが一生懸命特区を守ろうと戦っている。
みんなが特区を好きで、その街に招いてくれたミミコに「ありがとう」と言うコタロウ。

コタロウはミミコにジローの説得をお願いする。
特区に住みたい、そのために特区に来たんだと言うコタロウ。


ミミコはジローとコタロウが特区に来た目的が何なのか尋ねる。
「僕の友達を作りに来たんだ」
コタロウに外の世界を学ばせ、人や吸血鬼の友達を作るのが特区に来た目的。
え？と拍子抜けする目的ですが、賢者の血統の宿命を考えるとなるほどなんですけどね。

友達第一号はミミコ。コタロウに言われてミミコはジローを説得すると約束する。
その直後、ジローが二人の元に現れる。
コタロウの無事が分かり安心するジローに、ミミコが説得を開始。


ケインの攻撃で苦戦するヤフリーとザザ。
しかしカーサが現れケインを運河に叩き落す。
「勝負はこれからだ」と笑ってボートで走り去る。


逃げるのは間違っている、コタロウを助けたのはゼルマン。
特区のみんながコタロウを助けたとミミコがジローの説得に掛かるが…
生意気な人間め！たかが十数年を生きただけの小娘がオールド・ブラッドに意見するか。
青臭い吸血鬼。１００年生きてきてその間、あなたは何をしてきたの？
ジローの気迫にも怯まず言い返したミミコ。


どんな大きな流れにもびくともしないような大河になれる。
そして、それは、いつか、母なる海へ。
かつてアリスがジローに言っていたのと同じ事を言うミミコに驚くジロー。

ザザが情報屋に乗り移り、ミミコとコタロウを狙撃するのをジローが体で庇う。
銃弾を受け運河に落ちたジローの止めを刺すため、ザザが飛び込み、ミミコも飛び込む。



次回が最終回。
特区VS九龍の血統の戦い（１回目）の決着と、賢者の血統の宿命が明らかになる。

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