2012ブエルタ・ア・エスパーニャ 第２０ステージ（山岳）

最後の山岳ステージが、もっとも厳しい超級フィニッシュ。
ゴール前３．３kmから、１８％以上の勾配が続く激坂です。

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第２１ステージの最終日は平坦コース。
なので第２０ステージの山岳コースが、総合を争う最後の闘いの場。

コンタドールからリーダージャージを奪うため、バルベルデとロドリゲスは逃げ集団にチームメイトを送り込んだ。
２０人の逃げ集団の中に、バルベルデのチームメイトが１人、ロドリゲスのチームメイトが２人入っていた。


メイン集団は、区間優勝が欲しいエウスカルテルがサクソバンクに代わってコントロール。
自国開催のレースで、エウスカルテルはまったく活躍してませんからね～。


最後の超級に入ってから、逃げ集団内で数度のアタックが勃発。
最終的に残ったのはメンショフ、ポート、デウェールトの３人。
この３人で、一番厳しい勾配区間（最大勾配２３%）に突入。


突入直後にデウェールトが脱落し、２人の闘いとなった。
勝ったのは、ゴール前数メートルでアタックしたメンショフ。
グランツールの優勝者なのに、“忍者走法”で存在感のないメンショフ。
最近はさらに磨きがかかって、「何処にいるの？」と存在を隠していました。
区間優勝をして、その存在を知らしめましたが、やっぱり地味だよね～（笑）



総合争いは、ライバルの調子を見るために（？）、バルベルデがアタックを仕掛ける。
このアタックに、コンタドールもロドリゲスも付いていく。

残り２kmを切ったところでロドリゲスがアタック。
コンタドールはすぐに反応しますが、バルベルデが遅れてしまう。
ロドリゲスは更に加速して、これにはコンタドールがついて行けない。
ロドリゲスは逆転優勝をするために、コンタドールとの差をどんどん広げていく。

遅れたコンタドールの後ろから、バルベルデが迫ってくる。
バルベルデも総合リーダーの逆転を狙って、コンタドールを追い抜きロドリゲスを追う。
コンタドールがピーンチ(~_~;)
総合が逆転してしまうのか、ハラハラして観ていました。



ロドリゲスに４４秒のタイム差がつきましたが、第１７ステージで稼いだタイムが活きました。
これで総合優勝を、ほぼ確定させたコンタドール（バキューン）


３大ツールの中で、いろんな意味で一番面白いブエルタ。
今年は特にコンタドールの復帰で、さらにブエルタを面白くしてくれました。




第２０ステージ
１位　メンショフ
２位　ポート
３位　デウェールト



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コンタドール

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