2008ブエルタ・ア・エスパーニャ第２０ステージ山岳ＴＴ結果

第２０ステージは、山岳個人ＴＴでした
最終日の前日に山岳の個人ＴＴ、それも１位、２位が同チームの選手の争いという、
今までに無い展開を迎えたＴＴ。

珍しい事に、トップタイムが何度も塗り替えられました。

山岳ＴＴという事で、普段の平坦のＴＴに強い選手は不利だと思われましたが、
意外に平坦ＴＴに強い選手もトップタイムを叩き出したりと、どんなタイプの選手が優勝するかが読めない状況でした。


スタート時の走りを見る限り、この日のステージ優勝を狙っていたバルベルデが、
第１計測区間、第２計測区間と暫定トップのタイムを出し、優勝に手が届いたか～と思ったのですが・・・
後からスタートしたライプハイマーに塗り替えられ、コンタドールにもコンマ差で負けて３位で終わりました。


コンタドールとライプハイマーの、同チーム個人総合１位、２位との争いは、
コンタドールが調子が悪かったようで、ライプハイマーとのタイム差が開いて行き、
“まさか逆転か～！？”と、ちょっとドキドキな二人の争いでした。


結局ＴＴに強いライプハイマーが、コンタドールに３１秒の差を付けてステージ優勝！！
２位にコンタドール、３位にバルベルデ、４位に１分２秒差でサストレが入りました。


ちょっと面白かったのが、ＴＴとはいえ山岳なので、普段のＴＴ用バイクを使用せず、
ノーマルバイクを選択する選手がほとんどの中、ケースデパーニュのロドリゲスが、
スタート時はＴＴバイクに乗り、第２計測区間だったかな？では、ノーマルに乗り換えていた。
乗り換えるという行為はタイムロスになるので、タイムが重要なＴＴで乗り換えるのを見たのは初めてです。
乗り換えたお蔭なのか？６位に入った。


総合の順位は、１位から４位までは変動がありませんが、前日まで５位に居たラボバンクのへーシングが、ＴＴでタイムを失い７位に転落、バルベルデとロドリゲスが順位を１つ上げました。
ランプレのブルセギンもＴＴで６位に入ったので、総合１０位にジャンプアップ



これで最終ステージの今日を無事に走りきったら、コンタドールがブエルタ個人総合を獲得です。
三大グランツールを制した、５人目の選手という栄光に輝きます

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去年のツールから、コンタドールの三大ツール制覇が始まりました。

タグ：自転車 ロードレース