『こばと。』第２４話最終回

第２４話「あした来る日…。」

小鳩の本当に行きたかった場所とは、誰の傍にいたかったのか…。

小鳩が消えてから人々の記憶から小鳩の存在が消えた。
朝目覚めた清和は誰もいないはずの隣の空き部屋から物音がして見にいくと、
双子が布団を片付けていた。誰もいない部屋に何故布団があったのか？
あれから一ヶ月が経ったんですね。

そして月日は三ヶ月経ち、大学に行っても何故か勉強に身が入らない。
季節は夏になり、ピザのバイト途中で清花と元園児たちに会う。
清花は保育園の跡地がどうなっているか気にしていた子供たちを連れて見に来ていた。
清花はもう一度よもぎ保育園を立ち上げようと思っている事を話す。
今度は沖浦が全力で助けてくれるそうで良かったです。
またみんなで遠足に行こうと言う清花の言葉に、何か引っかかるものを感じた清和。


季節は秋になり、雨が降ってきたので干していた服をしまおうとしたら…
コンペイトウが一粒落ちた。コンペイトウを見ていたら光だし小鳩の記憶が蘇る。
壁に貼った遠足の写真には小鳩がいない。何故？
清和は小鳩を知る人達に聞きに行くが誰も小鳩を知らない。
何故小鳩を誰も覚えていないのか？清和は琥珀の元へ行く。


昔、人間界とは別の不幸な出来事により命を落とした。
小鳩の願いは「好きな方の傍に時を越えて生まれ変わること。」
その願いを叶えるために試練を受け、この地に降り立つ事を許された。
小鳩が願いを叶えて好きな人の元へ行ったのかは分からない。
「魂の赴くままに道を進む限り、何度でも、きっと…」前世の記憶がなくてもめぐり合う。
琥珀も琇一郎さんが何度も生まれ変わってもめぐり合ってきたんですね。


清和は弁護士になって４年が経過していた。
遺産相続の仕事で家を見に行く。
家の中に置いてあるピアノで小鳩が歌っていた曲を、小鳩を思い出しながら弾く。
清和の姿が寂しそうです。弾き終ると外から演奏した曲の歌声が聞こえる。
「はじめまして」と挨拶する小鳩には前世の記憶がないので清和を知らない。
大切な人をずっと探しているという清和に「見つかるといいですね」と言う小鳩。
やっと会えたけど、何も覚えていない小鳩に寂しそうな表情をする清和。


小鳩が相続する家のチェックを済ませ、持っていたコンペイトウを小鳩に返す。
渡されてハテナな小鳩に、あの歌を歌って欲しいとお願いする。
歌っていると前世の記憶が甦り、流した涙がコンペイトウに落ち突然花びらが舞散る。

「私の行きたい場所。一番傍にいたい人のいる所。……ただいまです！」
前世を思いだした小鳩に清和は「何年も待たせやがって、大遅刻だな。」
泣きながら清和に抱きつく小鳩。



感動の最終回でした。凄く良かったです。
いおりょぎは任務が完了したのに小鳩が気になって人間界に残っていたんですね。
最後はそんな自分に１００点をつけていましたが、いおりょぎの真の姿が見たかった。
小鳩の記憶に出てきた清和似の男性は、清和が生まれ変わってたってことなのかな。
小鳩が消えてから結構な年月が経っていたんですね。
俊彦達は中学生ですか？堂元は医者。
兎も角良い作品だったのは確かです。感動して泣いちゃいました(T_T)

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