『世界一初恋』第１１話

第１１話「It never rains but it pours.」

異動という手があった。
目の前の仕事に追われて、今まで律は気付かなかった。

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食事もまともにとれない日々を送る律。
一度漫画の部決会議を見ておけと高野に言われていたが、遅刻。
上司より遅れるなと高野に怒られ、横澤には嫌味を言われる。


部決会議とは、出版する本の部数を決めるために、各部署のトップが話し合う会議。
なのですが、何故かみんなケンカ腰^^;
３０万、２６万、２３万と各々が部数を譲らない。
「間を取って２７万とちょっと位とかは？」井坂さんの意見は、中途半端だと即却下。
何か言いたいことはあるかと、井坂さんに聞かれた律は…
この本は売れると思うと言ったら…売るに決まってんだろ（何故ケンカ腰？）


見学だけですっかり疲れた律は、以前の会社で担当していた作家の角遼一と再会。
角から丸川の担当である長谷川を紹介される。
そこに通りかかり挨拶する高野に、角は文芸命の律を程々の所で解放してやってくれと言う。


仕事の出来る高野は、自分と同レベルを周囲に求める。
それが原因で以前の会社ではトラぶったらしいと話す長谷川。
律は思わず高野を庇う発言をしてしまう。


角の新刊を長谷川から貰い、うっとり机で眺めていると高野に仕事をしろと叩かれる。
律が文句を言っていると、長谷川があげると角の本を沢山持ってきた。
情報交換で飲みに行かないかと誘われていると、　「ダメだ」とケンカ腰な高野。

高野がいない時にまた誘うと言う長谷川。
その後、帰る間際に高野に仕事を追加され、今日も夕飯はコンビニ食。
借りていた本を図書館に帰しに行くと、同じように返しに来た高野と会う。

帰ろうとする律に「他部署の奴とキャッキャ言ってんじゃねーぞ」と言う高野。
「長谷川さんに嫉妬しているんですか？」
否定しない高野に、言った律が恥ずかしくなり慌てて帰る。
ところが階段で滑ってしまい、倒れる律を高野が助けてくれた。


「お前が俺に告白する前から、俺がお前の事知ってたってのは？」
１０年前の事をすっかり忘れている律を抱きしめ、意外なことを言う高野。
驚いている律は高野にキスをされ、思わず引っ叩いて逃げる。


マンションに帰ると、高野の部屋から猫が出てきて続いて横澤が出てくる。
挨拶したら「何しに来た」と、相変わらず律には冷たい反応。
高野の前をウロつくな、振り回すな、迷惑とまで言われる。
振り回されているのは律の方なんですが^^;


横澤は大学時代に、高野が悲惨な生活を送っていた事を話す。
高野と付き合っていた頃、律にはすでに許嫁がいた！？
二股を掛けられていたと知り、高野は荒れた生活になったという訳ですね。
誤解だと否定する律に、高野を傷つけたのはお前だと横澤が責める。



長谷川もBL要員の匂いが…丸川はBLばかりす（笑）
忘れたい過去とはいえ、少しは覚えているものです。
でも律はまったく覚えてないなんて、忘れるにもほどがある（笑）

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