『ダンタリアンの書架』第１０話

第１０話「幻曲」

理想郷と黄昏。

喧しいのです<`ヘ´>　そこのあんぽんたん！

公園でヴァイオリンを弾きだしたヒューイを、騒音だと怒るダリアン。
そこに突然現れたクリスタベルとダラリオ。
ダラリオはヒューイのヴァイオリンを見せてくれと言い、すぐに直してしまう。
そして直したヴァイオリンをクリスタベルが演奏する。
彼女は有名な演奏家だったらしく、人が集まって来た。
ダラリオは急いで立ち去ろうとするが、クリスタベルは演奏をやめようとしない。
仕方なく、ヒューイにヴァイオリンを貸してくれと頼んで逃げるように去って行った。


古本屋に立ち寄ったヒューイは、そこでクリスタベルのパンフレットを見つけた。
店主から、クリスタベルが難解で神がかりな幻曲をリサイタルで弾くと聞く。
会場に向かった二人は、ダラリオを見かけて裏から忍び込むが…


クリスタベルは機械人形だった。
だから言葉に感情がなかったんですね（首の切れ目で分かったけどね）


ダラリオはクリスタベルを幸せにしたかった。
でも幻曲で人を操り従わせようと目論む支配人の部下によって銃弾を受ける。
撃たれて倒れたダラリオを、どうしたのかと訊ねるクリスタベル。
もうすぐ死ぬ、壊れるということだと教えるダリアン。
それに対して、誰が直すのかと訊ねるクリスタベル。
ダリアンは、壊れた命は治らないと教える。
淡々としたやり取りが切ないです。


自分たちは防音室で演奏が終わるのを待つと言う支配人。
彼らが去った後、瀕死のダラリオは最後の力を振り絞ってヒューイ達の縄を切り絶滅。


クリスタベルの演奏が始まった。
彼女は支配人に言われた曲ではなく破壊の幻曲を弾き、会場が崩れ出す。
演奏の前に鳴らした「逃げろ」という音を聞いた者だけが助かった。
防音室にいた支配人たちは、崩れた会場の下敷き。


支配人が命令した曲を弾かなかったクリスタベル。
事前にダラリオが彼女を調整していたのか？
それとも、誰かの命令じゃなく彼女の意思だったとしたら…
その真実を確かめるすべはもうない。


今回もゲスト声優が無駄に豪華でした。
なのに…内容が浅かったのが残念。

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